ケニアといえば、10年以上前に国連プロジェクトでキリニャガという
アイテムが驚異的な香味を発揮して日本では一躍注目を浴びるように
なりました。
このキリニャガというのは、エリア名です。
今使っているカイナムイファクトリーはまさにその
エリアで作られているものです。こちらはしっかりとしたケニア香が
特徴で、ひいたときの香(フレグランス)、抽出したときの香(アロマ)
口に含んだ時の味わい(マウスフィール)、鼻に抜ける余韻(アフター
テイスト)がまさにキリニャガが象徴するような素晴らしい香味です。
この数年ケニアもものすごいアイテム数をチェックしてきていますが、
3つのエリアがやはり素晴らしい香味を放っています。
このキリニャガ、ニエリそしてリアンジャギ農協のあるエンブが今は
3大エリアと言って良いのではないでしょうか。
この農協は、2000年代初旬からもともとやってところを再稼動させて
いるところです。
良いところは積極的に取り入れるようにして、素晴らしい品質のグリーン
を私達に届けてくれます。
チェリーの果肉を剥くウェットミルの果肉除去機(ポーピングマシーン)
パーチメントを乾燥するパティオにあるアフリカンベット。
こちらでは、手作業でまんべんなく撹拌して均一に乾燥するようにして
いますね!! 腰がつらそーです。。。
一定レベルで乾燥したパーチメントは袋詰めされて倉庫に保管されます。
これをレスティングといって、水分調整を図って青臭さを抜くことを
目的としています。
レスティング具合は、精製方法にもよって異なり基本的には水分計で
12%プラマイ程度に収めるようにしています。
数週間から数ヶ月にも調整期間がことなります。ここは、経験的勘も
必要になります。
ここに収めている生産者。
アフリカに行くと責任者の方はピッシっとされている方が多いですね。
取り仕切っている農協スタッフの方々。
カイナムイも素晴らしいですし、それとは異なるの酸の質が
幾重にも重なるきめ細かい複雑さがリアンジャギの特徴です。
冷めても非常にクリアでジューシーです!!おすすめ!!!
リアンジャギ・ファクトリー Rianjagi Factory
ファクトリー所有農協:リアンジャギ農協
所在:東部州エンブ県北部Manyatta地区Ngandori East
品種:SL28,34中心、わずかにRuiru11
標高:1,700m
精製:フリーウォッシュト
乾燥:アフリカンベットの上で天日乾燥
認証:good inside