インドネシア・スマトラ島で栽培されているのがマンデリンです。
今シーズンの新豆が入荷しましたので、ぜひお試し下さい。
2008年にスマトラ島へ行き、使われている豆の品質の状態を見て
きています。
畑にいくと、かなり密集して珈琲の樹が植わっています。
足を踏み入れるとフカフカな腐葉土が畑全体に。
樹齢が30年近くあるらしく、幹もかなり太い!!
私の背丈以上あるこんもりとした樹が植わっていました。
スマトラ島でも品種改良されているものが、全土に植わっています。
その中でもリントンニフタエリアにティピカ系の在来種であるスマ
トラ種が採れるところがあり、指定した40農家の厳選されたものを
扱っています。
そのなかの農家さんに伺いました。
お父さんと握手しましたが、ごっつい手をしていました。
お母さんは、はにかみやさんでした。
他の国ではない独特な精製方法をとっており、スマトラ式と呼ばれ
ています。これは収穫したチェリーをパルピングした後、半日程度
乾燥させ脱穀し、グリーンビーンズを乾燥させる方法です。
東チモール同様、手動のパルパー(果肉除去機)を使って果肉を
取ります。
東チモールよりもかなり小さいタイプですね。
通常はビニールシートで乾燥させますが、ダメージを受けやすいので、
エクスポーターのところで乾燥棚を使って徹底した管理をしてもらって
います。
外皮を脱穀したあとの選別にもダブルチェックをするようにして、通常
品とは異なるより選別されたものだけが袋詰めされています。
独特なしっとりとした食感や風味はこういった数々の工程がしっかり
管理されていて、毎年より良いやり方がないかをフィードバックしな
がらさらに良いものを作ろうとしているからこそ産まれるものなのです。
生産者:リントン・ニフタ村周辺の指定40農家
所在:北スマトラ州リントン・ニフタ村周辺
品種:ティピカ系(クラシックスマトラ、現地ではガロンガンと呼ばれる)
精製:スマトラ式。
乾燥:網棚にて天日乾燥