昨日は大通店から見えるお向いのビルの温度計が32度になるのをみながら、涼しい店内で仕事をしていることに感謝。
皆様 急に暑くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?
南米・中米・アフリカ・アジア・カリブ海など世界中の珈琲豆を皆様にご紹介して10年目を迎えようとしています。
10周年に向けて、改めて産地ごとにご紹介をしていきます。
まずは世界で一番収量の多いブラジル。
国内エリアも以前は大きく3エリアだったのが、今は5エリアからさらに増える勢いです。
今回登場するのはカルモデミナスエリア。おなじみのNSカルモ農園です。
ブラジルでは比較的標高が高めなので、手摘みでの収穫で、素敵な酸を感じ取れる
ブラジルらしからぬタイプです。
次はマイルドコーヒーの代表格と言われてきたコロンビア。
政策で品種をハイブリットタイプに広域で栽培を始め、香味の評価が安定しない難しい産地になっていました。
北部のサンタンデールにあるエル・ローブレ農園が入荷。
在来種のティピカ種も近年育てており、以前はブルボンでしたがここ数年は100%ティピカを使用しています。
在来種系はサビ病など外的要因に弱く、収量も安定しないのですが、飲み心地の良い爽やかな酸味や甘みは
非常に特徴的です。
今シーズンはサビ病で大打撃を受けていますが、奇跡的に少量ですが入荷しました!!
厳しい環境下におかれた時ほどしっかりとした味わいを作ってくれるので、数量が非常に少ないですが、
ぜひ継続的に試していただければと思います。
同じくコロンビアの今度は南部にあるナリーニョエリアのエル・カルメンです。
このエリアは小規模農家が多く、エリア名で混ぜられていた経緯があります。
北部とは異なるキャラクターがあり、明るい酸がしっとりとした甘味を産み出してくれます。
カトゥーラとティピカの二つの品種が入っており、肉厚な生豆がしっかりと深煎りに耐えてくれて
より甘みをひきたててくれます。
ブラジルと比較するとコロンビアは地図上では小さく見えますが、日本列島がすっぽり入ってしまう大きさです。
つまり・・・北部と中部と南部では育成環境(テロワール)が異なり、例えて言うなら北海道と東京と沖縄というと
想像し易いでしょうか?
まずは南米の代表格のブラジルとコロンビアをお楽しみください!!
第二弾の南米は順次紹介してきます。
南米のあとは中米か?!
お楽しみに!!!