記憶は、心が高まる瞬間に出会すことから刻まれるのだと思う。記憶と感情は共にある。
そして、いつしか蘇る記憶の旅は心を豊かにさせてくれる。
陶作家・安藤雅信氏の作品に感銘を受けて、器とアンティークの店〈Sabita〉を始めたという吉田真弓さん。店は円山駅から程近く、白を基調とした存在感を放つテナントビル〈MOMA Place〉にある。店内は余白の美が感じられる空間。1階に並ぶ作家の作品、生活を彩る洋服や雑貨の数々には、一つ一つ吉田さんのなかに刻まれた記憶と想いがあり、気になった品について伺うと、ストーリーや情緒を添えて丁寧に教えて下さったのが印象的だ。上階にはカフェがあり、徳光珈琲のブレンドを味わうことができる。
2階はカフェスペース
カフェのメニューは、ドリンクも軽食も至ってシンプル。ここで愉しめる徳光珈琲の一杯は、果実味とほろ苦さのバランスが取れたチョコフカブレンド。珈琲教室でオーナー徳光さんから直々に教わったドリップ方法で、一杯ずつ丁寧に淹れている。徳光珈琲の豆を扱うことになったきっかけは、もともと同ビルの3階に入っていたフレンチレストランのシェフからの紹介だったという。
吉田:徳光珈琲にしようと思った一番の理由は、「透明感のある珈琲」に惹かれて。パンチの効いた一杯というよりかは、クリアな風味と余韻のある珈琲の方が店の雰囲気にも合っているなと思いました。オープン当初は、オリジナルブレンドを作ってもらうことも考えましたが、既にあるどのブレンドも、徳光さんが納得されて導いた味わいだと思ったので、その中から選ばせていただいています。
徳光珈琲の豆保管は、伝統ある美と実用性を兼ね備えた〈開花堂〉の珈琲缶で
ー 作家さんの器がきっかけで店をオープンされたと伺いましたが、カフェはなぜ?
吉田:実は、カフェをやるなんて1ミリも考えてなかったんです。笑 カフェで働いた経験もなかったですし、2階は個展スペースとして使う予定でした。夫にカフェを勧められた時は反対したんですが、小さくても必要だからと説得されて、しょうがなく始めたんです。
でも、今となってはやって良かったと思っています。カフェスペースは、器の良さを伝えられる一つの要素になっているんです。作家さんの器を展示するだけでなく、器とお菓子をコラボしたイベントも不定期で行っていて、実際にお召し上がりいただきながら、器の質感や触感を確かめていただけます。
良質なプロダクトは、どこでも見つけられるけれど、Sabitaで扱っているものはひと味ちがう。「これぞ本物」を感じられるものや、一つ一つの商品への想いに深みがある。吉田さんは「直感で選んでいる」と仰るけれど、持ち前の感性にプラスして、作家との出会いやストーリーを大切にされている心の柔軟さが直感で選べることに繋がっているのでしょう。
吉田さんの思い入れある陶作家・安藤氏のカップで、徳光珈琲の一杯をお愉しみください。
Sabitaでしか出会えない何かが、みなさんの記憶にも刻まれるかもしれない。
【徳光珈琲からのメッセージ】
もともと石狩街道沿いにセレクトショップがあって、その時から通っていたお店のオーナーの吉田さんから、取り扱いいただいていたシェフの紹介で珈琲豆を使いたいと話を頂いたときは嬉しかったですね!!
1年を通して様々な方々の作品を紹介していて、そのセンスにたくさんのファンがいらっしゃいます。かれこれ12年近くのお付き合いになりますが、これからも変わらず素敵な作家・作品をご紹介してもらえればと思います。機会があれば、2階で珈琲で世界を旅するレクチャー的なことができれば楽しいですね!!
〈店舗情報〉
〒064-0821
札幌市中央区北1条西28丁目2-35 MOMA Place
誰かに打ち明けるほどでもない小さなことも、気づけば忘れていることがある。カフェはときに、心の癒しをくれる場所だ。
丸井今井札幌本店にひっそり佇む<Cafe E.den(エデン)>は、知る人ぞ知る憩いの場。百貨店からカフェに足を踏み入れた瞬間、心地よい楽園の空間に包まれる。
木目調のあたたかい店内と、女性スタッフの心のこもった丁寧な接客、そして月替わりの新作パフェに営業時間前から心躍らせる人々が集まる。
店で提供しているパフェは2種類。毎月新しいレシピが更新されているだけあって、斬新なパフェも多い。
「店のスタッフの間でも、オーナーが考案した新作パフェのレシピを見て、意外な素材の掛け合わせに驚くこともあります。それも、おいしいからすごいんです。」と話すのは、店長の三浦さん。人が集まる空間は、スタッフも遊び心をもって愉しんでいる雰囲気から生まれているようだ。
スイーツを得意とするCafe E.denと珈琲に特化した徳光珈琲は、互いに持ち合わせた良さを組み合わせて、それぞれのスタイルに合わせたメニューを提供している。Cafe E.denでは徳光珈琲の豆を使った甘さ控えめのカフェオレクレーム、徳光珈琲では2022年3月に珈琲ゼリーパフェが発売され、いずれも定番メニューになっている。
徳光珈琲の珈琲と牛乳を1:1で割った甘さ控えめのカフェオレクレーム。見た目もかわいらしく、E.denならではのドリンク
今回、徳光珈琲のパフェを考案したのは、エデン21株式会社の古畑葉子さん。古畑さんはCafe E.denの経営も行いながら、工房ではジェラートの製造やレシピ開発に日々励んでいる。店から離れた藻岩下の工房を訪ねると、明るくエネルギッシュな古畑さんが出迎えてくれた。
ー 珈琲ゼリーパフェのこだわりについて教えてください。
古畑:徳光さんから依頼を受けたときは、定番のパフェで通年出せるレシピにしたいということだったので、徳光珈琲の珈琲ゼリーの美味しさが引き立つような、珈琲を愛する人のためのパフェを目指しました。
特に、珈琲ゼリーは口どけがツルッとしていて上品なゼリーなので、その良さが潰れないよう、バニラと珈琲のジェラートや胡桃とピーカンナッツのプラリネ、コーヒーのクランブルなど、周りの素材の風味や食感にこだわりました。シンプルさもありながら、ゼリー以外の素材も一つ一つ楽しめる、味わい深いパフェに仕上がりました。
徳光珈琲大通店で提供している珈琲ゼリーパフェ
ー 今回のパフェづくりで試行錯誤されたところはありますか?
古畑:珈琲ジェラートですね。理想の味に辿りつくまで、時間がかかりました。深煎りの豆でも、どうしてもミルクの風味に負けちゃうんです。
そこで徳光さんに相談して、珈琲の味がしっかりと感じられるジェラート用のブレンドを作ってもらいました。そのオリジナルの珈琲豆を粗挽きにして、ミルクブリューに。牛乳と生クリームを配合したものに一晩浸して、じっくり抽出したものを急速冷凍させて作ってみたら、やっと求めていた味に辿りつきました。
酸味を抑え、カカオやナッツなどが感じられるコクと甘み、そして丸い苦味がバランスよく混在するブレンド
ミルクブリューをフリーザーに入れて冷却
Cafe E.denは今年で10年目。2022年4月23日には、三越に新たなジェラート店がオープン。フレーバーは、ベーシックなものから、北海道の旬の食材を掛け合わせたものまで、約12種類の中から選ぶことができる。ここでは、自分のスタンダードをこえて、ぜひ冒険してみてほしい。何度も試作を重ねてできた、つくり手の工夫が体感できるはず。
例えば、果実系のジェラートには、ほんのりミルクを配合するものもあるという。そうすることで、さっぱりとした風味でありながらなめらかな食感に仕上がる。
さらに、人気のピスタチオはイタリア産のスーパーグリーンピスタチオのみを使用。それだけで美味しいのに、さらに刻まれたピスタチオの食感が加わることで、人々を虜にする「ベストオブピスタチオ」を生み出している。
これらは、ほんの一部にすぎないが、一つ一つのフレーバーの「美味しい」が生まれる過程には、つくり手のこだわりが隠されているので、ぜひお好みのフレーバーから試してみて。
もともとは、パフェのためのジェラートをつくりたいという想いで製造を始めたという古畑さん。更なる進化に向けて関心を持ち続け、挑戦する姿勢が逞しくみえた。
古畑:カフェの場合は特に、ただ店をやるだけじゃ経営は難しい。店舗展開で販路を拡げるというよりかは、卸し製造をやりたいと思ったんです。かといって、私は製菓を学んだ経験がなかったので、独学でここまできました。なので、パフェやジェラートの開発にしても、発想が自由だと思います。パフェに水饅頭をのせてみようとか、いぶりがっことチーズのパフェに挑戦したりとか。笑 やりすぎたと思うときもあるけど、冒険も大事。表現したいものをつくる技術は学び続けたいなと思います。
最後に、古畑さんと繋がりが深いオーナー徳光さんの印象を尋ねると「職人」という言葉が返ってきました。
古畑:徳光さんとの出会いは、私がカフェを開業する前に徳光珈琲に豆を買いに行ってて、珈琲教室に通っていたのが始まり。真摯で、人当たり柔らかく、珈琲愛に溢れていますよね。派手さとかはないけど、地道に珈琲教室を続けられて、揺るぎないところは素晴らしいなと思います。なかなか、そういうことってできないじゃないですか。配達もオーナー自らが届けてくださるんですよね。そういうところでも、繋がりを大切にされているところが伝わってきます。
【徳光珈琲よりメッセージ】
チャレンジし続けるE.den古畑さん。 珈琲教室から始まり、旧店舗の時にオリジナルブレンドを提供させていただいてから、長いお付き合いをさせていただいております。 やりたいことを明確に!その展開をどのようにしていけば良いかを模索しながらのチャレンジはなかなか真似できません。。。 パフェを特化したオリジナルの商品に昇華させていくところは、様々な経験・視点がなせる業ですね。
今回の大人のコーヒーゼリーパフェは、カスカラ(珈琲の果肉)を使い、ビターなコーヒーゼリーと果実味をほんのり感じるカスカラとのマリアージュをベースにお願いしました。 数回試作しビジュアル・食感など色々な観点からより徳光珈琲らしいこだわりの商品にしようと器やコースターなどもチョイスして完成しています。 今後はジェラート単品での小売り展開なども考えていこうと思います。 札幌三越のお店では当店のコールドブリューが楽しめますので、ジェラートと一緒にぜひお試しください!!
〈店舗情報〉
札幌市中央区南1条西2丁目丸井今井札幌本店 一条館2階
E.den Gelate 2022.4.23 オープン
札幌市中央区南1条西3丁目8 札幌三越 本館地下1階
珈琲の風味が香ばしいパンをやさしく包む。
札幌の食通なら訪れたことがあるだろう<boulangerie coron(ブーランジェリー コロン)>。
北海道産小麦100%使用、
そして、北海道食材へのこだわりは、パンのみならず、農にも広がり、2015年にレストラン<brasserie coron(ブラッスリー コロン)with LE CREUSET>が誕生。ここで、徳光珈琲のオリジナルブレンドを味わうことができます。
レストランのメインシェフ・塚田宏幸さんと商品企画リーダー・島森萌さんにお話しを伺いました。
coronに徳光珈琲を。
選んだきっかけは、安心して任せられるオーナー徳光さんの珈琲への熱意だといいます。
塚田:徳光さんと出会ったころ、僕自身、
珈琲だけに限らず、ほとんどの食材は生産者を直接訪ねて選ぶようにしています。気の合う人、志の近い人の方がブレが少ないので、共にストーリーをつくっていく感覚で、長くお付き合いできる。誰から買うかというところは大事にしていますね。
島森:開店にあたって、徳光さんには珈琲の機材導入から操作方法、淹れ方までレクチャーいただき、同志のように感じています。自分のことのように真剣に向き合って下さって嬉しかったですね。
徳光さんの珈琲への情熱は、coronでも信頼の味を生みます。
お土産や外出先で飲む用に購入したいという声に応え、ドリップパックを商品化。島森さんは何度も徳光珈琲に通い、珈琲の華やかな香りが残るドリップパックを実現させるため、試行錯誤されたそうです。今や、
さらに、お客さんからはこんな嬉しい反応も。
島森:レストランは百貨店にあるので、ご年配の方も多いんですが、飲み慣れている方も「ここの珈琲は美味しい」と言って下さります。
塚田:そうそう。なかには、常連のお客さんが毎回同じ珈琲を注文されるんです。一度だけ、ブレンドの味を変えたとき、「珈琲変えたでしょ?」って気づきましたからね。笑 珈琲をきっかけに来てくださる方もいるのは嬉しい繋がりです。
coronに根付く徳光珈琲の味は、これからもお客さんとの輪を広げることでしょう。
珈琲とも相性抜群なcoronの料理、ぜひ味わってみてくださいね。
【徳光珈琲よりメッセージ】
塚田さんとはお会いしてから10年以上になりますね。塚田さんがcoronさんでメインシェフを務めることになり、
こだわりの北海道食材を活かした塚田さんの料理はcoronさんのパンと道産ワインにバッチリマリアージュします。
生産者さんとのコラボも盛んに行われていて、作り手をお店に招いてこだわりなどをお聞きしながら料理をいただくと、美味しさもさらに増しますね。
作り手と繋がることは珈琲にも通じるものがあり、食材はやはり自身が見て確かめたものを使いたいと考えるのが自然です。
世界中に産地がある珈琲はなかなか大変で、この数年は状況が許さないのですが、今後も続けていきたいです。
美味しい料理と美味しいパン、そして最後にぜひ珈琲をお試しください。
ちなみに、徳光珈琲各店で提供しているバゲットトーストはcoronさんのパンを使用しています。
是非、徳光珈琲でも北海道の素材と製法にこだわったパンをお楽しみください。
〒060-0061
北海道札幌市中央区南1条西2丁目
丸井今井札幌本店 大通館3F
■TEL 011-221-4141
■営業時間 10:30~19:30(L.O.19:00)
■定休日 不定休 ※百貨店の休館日に準ずる
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2022年で開業17周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。今回は【LA BRIQUE】さんをご紹介します。
札幌市内の中心、札幌ファクトリーから赤レンガテラスに移転しリニューアルオープンしたフレンチレストラン【LA BRIQUE】。こだわりの北海道産食材を使用したフランス料理と、ソムリエが厳選したワインをお楽しみいただけます。
2021年12月10日。北海道庁が目の前に広がる赤レンガテラスに移転し、リニューアルオープン!店名の【LA BRIQUE】はフランス語で「レンガ」を意味します。まさにぴったりの場所で第二章がスタートしました。店内に入るとまずエントランスいっぱいのワインが。フランス産をメインに約50種、2000本以上のワインをご用意していますのできっとお気に入りが見つかるはずです。お昼と夜で表情の変わる窓から札幌の街並みとこだわりの北海道産食材を使用したフランス料理と素敵な時間をお過ごしください。
食材は北海道産のものを使用しており、「生産者さんの顔が見える」ということを大切にして選定しています。ワインの生育地の土壌、地勢、気候、人的要因などの特徴を説明する場合などに用いられる「テロワール」という言葉があります。フランス語の「terre(土地)」から派生した言葉で、見た目は同じようにみえる食材でもどこで・誰が・どのように作っているのかで全くの別物であるということを表します。食材を選ぶ際もこのテロワールを大切にしています。
徳光珈琲を使う理由も「テロワール」。出会いは【LA BRIQUE】前オーナーのワインスクールがきっかけ。生徒として店主徳光が通っていたことから、もう15年来の知り合いで、どんな人柄・どんな想い・どうやって・どんなものを作りたいのか等、繊細な部分まで分かっていること。そしてもちろん、美味しいということ。 絶大な信頼がありますし、ずっと使い続けていますと教えてくださいました。リニューアルを機に他社の豆も検討されたそうですが、様々飲み比べた結果、フレンチに合わせた深めのローストで力強い味わい、『やっぱ徳光さんの豆がいいね』『やっぱりこの味だね』と全員一致だったそう。
食事の最後のコーヒーとしてだけでなく、プティスイーツとフィンガーフードと一緒にコーヒーを楽しんでいただけるようになりました!プレスとマシンから抽出方法を選べるそう。景色を眺めながら、ゆっくりとアフタヌーンティーもおすすめですよ。
【徳光珈琲へメッセージ】
これまではフレンチ料理しかやってきませでしたが、今回は徳光珈琲の豆があったからティータイムも営業することになりました。お食事だけじゃなく、他の楽しみ方をご提案できるようになったのは嬉しく思います。ありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします!!
【徳光珈琲からメッセージ】
2005年徳光珈琲が石狩にオープンする1か月前から、香りの勉強を兼ねてオープン前に勉強を兼ねてワインスクールに通い始めたのがきっかけで、私が開業後にフレンチレストランをサッポロファクトリー赤レンガ館にオープンするにあたり珈琲のご用命をいただきました!!15年が過ぎ、赤レンガテラスへ移転し、新たなステージでもご利用いただけるのは嬉しい限りです。ワインも珈琲もよりテロワールが重要になる時代に、料理とスイーツに相性の良い2種類のブレンドをご用意していますので、ぜひマリアージュを楽しんでいただければと思います。私も良い景色を見ながらの食事ができることを楽しみにしています!!
【LA BRIQUE】
〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西4丁目1
赤れんがテラス 3階
ランチ 11:30~15:00(L.O.13:30)
ディナー 17:30~22:30(L.O.20:30)
TEL:011-596-0868
HP:https://aoyamawinemarket.jp/laburique/
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2021年で開業16周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。今回は【Restaurant AGRISCAPE】さんをご紹介します。
街の中心から少し離れただけなのに、とてものどかな農村風景が広がる札幌市西区小別沢にあるフレンチレストラン【Restaurant AGRISCAPE】。もともとはタマネギ農家だった場所にオープンし、3ヘクタールもの広さで約150種類の野菜やハーブ、養鶏や養豚、養蜂をも手掛けている循環型農園レストランです。
『いいレストランを作りたい!』『美味しいものをつくりたい!』そのことばかり考えているというオーナーシェフ佐藤陽介さん。「いいレストランっていうのは、そこでしかできない体験があることだと思う。この街に来たんだなって思えるような。だからここでしか出来ないことを、ここだから表現できることをしている。」と仰っていました。
徳光珈琲を使うようになったきっかけは店主徳光が系列店である Restaurant SIO に食事に行っていたことから。【Restaurant AGRISCAPE】をオープンするにあたり、最後の一杯のコーヒーまで楽しめるように、と徳光珈琲を選んでいただきました。様々な種類を飲み比べしてもらい、食後に合うスッキリなコスタリカを使っていただいています。
【徳光珈琲へメッセージ】
徳光珈琲の一番の良さは、顔が見えるところ。感覚、プロセス、 想いが徳光さんとの付き合いの中で分かってきて、きちっと真摯に仕事をしてくれる人であるという信頼になった。どの豆を飲んでもたいして変わらないよねってことがなく、それぞれに豆の個性が出ているのも、当たり前のことを当たり前に丁寧にやっている証拠だと思っています。
【徳光珈琲からメッセージ】
《理想を追い求め続けるレストラン‼️》
Sio で腕をふるっていた佐藤さんの料理は、提示された素材を食する側が自分の目で見て選び、そこから目の前で素敵な皿になるまで、まさにショー的な感じでその時しかできない料理を提供していて感銘を受けた記憶があります。淡々としながら、塩梅の妙がしっかり決まっている、そんな料理たちでした。そこから自ら農地を買い、開墾し畑を作り、鶏、豚を飼い、果物を作りと地産地消さらには循環型農業をベースにして、自然豊かな中にあるレストランで味わう料理は、時間を楽しむ本来の贅沢感を味わえます。料理に寄り添う当店の珈琲をチョイスしていただき、感謝しております。コロナがあけたら世界中からきっとここを目指していらっしゃることでしょう。さらなる進化を期待しますし、おそらくその期待をとっこえてくれると。ますます楽しみなレストランです。
【Restaurant AGRISCAPE】
札幌市西区小別沢177
定休日 不定休
ランチ 12:10〜14:00(LO13:00)
ディナー 17:40〜21:30(LO19:30)
TEL 011-676-8445
HP:http://www.agriscape.jp/
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2021年で開業16周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。今回は【yet】さんをご紹介します。
西区山の手にある【yet】は、【YAMANOTE RENGA】からリブランディングし2021年11月にリニューアルオープンしました。YAMANOTE RENGA時代からのメニューを引き継ぎ、40種類ものパスタをメインにピザやリゾットグラタンを楽しめるほか、カフェもスタートしコーヒーやデザートも提供しています。
以前からカフェをやりたいという想いはあったというシェフ高屋敷さん。「徳光珈琲大通店にコーヒーを飲みに行っていたこともあり、素人からしても美味しいのは知っていたし、お店の雰囲気も好きだったんです。他にも食事に行った際に出てきたエスプレッソが美味しくて、それが徳光珈琲の豆だったり。カフェを始めるのなら徳光珈琲を使いたいなと思いご紹介いただきました。」と徳光珈琲をyetで使っていただく経緯を教えてくださいました。
yetではエスプレッソとブレンド3種類から選べます。酸味が強い、バランスの良い、深い苦味とどんな方が来店しても好みのものがあるように、という高屋敷さんの思いからです。
「コーヒーに詳しい人はもちろん良さが分かると思うんですけど、コーヒーを勉強中の僕にも品質の良さや美味しさが分かる。そして、徳光社長の人柄やコーヒーに対する情熱が感じられる。」徳光珈琲の良さをこう語ってくださいました。
【徳光珈琲へメッセージ】
「パスタ屋さん」のイメージがまだ今は強いので、コーヒーを飲みにきました!という方も増えるようにカフェタイムを盛り上げていきたいです。これからもよろしくお願いします。
【徳光珈琲からメッセージ】
もともとサッポロ珈琲館だったお店が切り替わり、山の手レンガとなってパスタなど食事中心のお店のオーナーが、珈琲をお使いいただいているバールソーリッソさんからご紹介いただきました。 大通店にも来ていただいていて、使いたい!!という思いをソーリッソの吉村さんに託してもらいとっても嬉しいです!! 徳光珈琲のカラーが濃紺なのですが、お店の壁に同じカラーが合って空間的にもとても素敵なお店です。 もちろんカフェタイムでより美味しい珈琲も楽しんで頂きたいですし、食べさせていただいたパスタがとっても旨い!です。いろいろな時間帯で楽しめるお店ですので、ぜひ単独利用、お友達、ファミリーで!!!
【yet】 旧YAMANOTE RENGA
札幌市西区山の手2条6丁目1-14
ランチ 11:00〜15:00
カフェ 15:00〜19:00(LO18:00)
TEL 011-624-7646
定休日:月曜日・第4日曜日
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2021年で開業16周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。今回は【cafe & kitchen unique】さんをご紹介します。
札幌市東区、札幌駅から10分ほど歩いたところにある【cafe & kitchen unique】。2021年11月24日、建物ごとリニューアルオープンしました。カラフルな食器やストウブ鍋、温かみあるインテリアに囲まれて「フランスの家庭料理」をテーマに、道産小麦を使用したパスタやストウブ鍋で作るボリューム満点のハンバーグ、ソムリエの資格を持つオーナーが厳選したワイン、スイーツやコーヒーを楽しむことができます。
使用する食材は主に北海道石狩市のもの。地元から直接仕入れることで、新鮮な食材をお客様に提供することが出来るからです。シェフの木村さんは石狩市に住んでもう15年以上。徳光珈琲のことも知っていたし、飲みに行くこともあると言います。
リニューアルオープンを機に肩肘張らずに気軽に来てもらえるように、食事だけではなくコーヒー1杯飲みにでも、お一人でふらっとでも来てもらえるようにとの想いを込めて「カフェ&キッチン」と店名につけ、本格的にコーヒーも提供することに。
「コーヒーやるって決めてからは、徳光珈琲がいい!って一択でした。石狩でやっているのもそうですけど、食事の最後の一杯もちゃんとしたかった。ここをやる前にカフェで10年位働いていたけれど、徳光珈琲の香りはすごい。初めて豆を買った時、車の中が香りで充満したこと今でも覚えてるくらい。」そう話す木村さん。
フルシティロースト BLEND#5 をuniqueではお飲みいただけます。uniqueの食事にもスイーツにもぴったりなミルクチョコレートを感じるコクと甘み、果実味とほろ苦さが絶妙なバランスが特徴です。是非、皆さまにも足を運んでいただきたいです!
【徳光珈琲へメッセージ】
納品時に短い会話でも徳光さんと会えるを楽しみにしています。石狩の者として、これからもがんばりましょう!
【徳光珈琲からメッセージ】
もともと同じ場所で営業されていて、建物がリニューアルし、数か月ぶりに再スタートされました。もともと北海道の老舗ロースターに勤務されていて、独立する際に住まわれている石狩の本店にいらしていただきました。折角なので、働いている所の珈琲を使っては?と言ったのですが、ぜひここの珈琲を使いたい!!とのことでしたので、喜んでお受けしたのがきっかけです。その後コロナになり、非常に厳しい状況が続いたなかで、環境の変化も相まって、とってもいい意味でより良くなれるチャンスと思うので、既存のお客様はもちろん新しいお客様獲得へアナウンスしていきましょう!!
【cafe & kitchen unique】
札幌市東区北10条東3丁目2-5 グランドサクセスルッソ1F
定休日 木曜日・第3日曜日
ランチ 11:00〜14:00
カフェタイム 11:00〜17:00
ディナー 17:00〜22:00
TEL 011-600-2750
HP:https://cafekitchen-unique.com/
Instagram:https://www.instagram.com/unique526/
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2021年で開業16周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。今回は【吉花 CHICCA】さんをご紹介します。
札幌市中央区、二条市場の近くにひっそりと佇む【吉花 CHICCA】。2020年9月21日にこの場所へ移転してきました。創作イタリアンをベースにシェフ吉江さんの心を動かした食材・料理をアレンジし、季節のおまかせコースを完全予約制にて営業しています。「何料理と言うよりか、吉江さんの料理。って表現があってるかな。」と店主徳光も言います。
のれんをくぐると木のカウンターが。落ち着いた雰囲気でゆったりとBGMが流れる大人の空間が広がります。北海道函館の隣町上磯町で漁師の家に生まれた吉江さん。家の前には海が、そして裏には小学校の体育館ほどの広さの畑があり、新鮮な魚と収穫したての野菜で食卓いっぱいに並ぶ料理。この環境に大きく影響を受けていると思うと教えてくださいました。
そして、外国の建築を取り入れた和洋折衷な街並みの函館にも影響を受けています。「こんな格好いい建物があるのか!」と高校生時代に衝撃を受け、商店建築という雑誌を見ては「こんなお店いいなぁ」と内装やデザインに興味を持ちました。当時、海岸線の洋館にある喫茶店で募集が出ていたわけでもないのに働かせてください!と直談判し、実際に飲食の楽しさを知り、自分にあっているなと実感したそうです。
「『料理人になって自分の店持てばどっちも叶えられる!』そう思って料理人を目指し始めて、この店で3店舗目。今までもいい店だったけど、今が一番しっくりきてる。」
こだわりの店内では、見た目にも美味しいお料理が。「使用する食材は北海道産のものが多いけれど、縛りはない。良いものを使う。」と言う吉江さん。
「徳光珈琲との出会いは正確には覚えていない。もう10年くらい前だよ。徳光さんが食べに来てくれたのが最初かな。」と笑う吉江さん。「酸味が少なく苦味が強いコーヒーが好きでチョコ深ブレンド案内してもらったら、もうぴったりだった。徳光さんの人柄も大好きだし。情熱があって、知識があって、信頼しているから使い続けている。」そう徳光珈琲とのきっかけを話してくれました。
【徳光珈琲へメッセージ】
「お客さんには食後にお出ししているし、僕自身も毎朝飲むんです。 リラックスしつつ今日も始まるぞってスイッチが入るというかいいスタートが切れるから、お店にも個人的にも欠かせない大事なパートナーです。素晴らしいコーヒーを作ってくれて感謝しています。」
【徳光珈琲からメッセージ】
二条市場にあるのれん横丁2階にあったオステリアヨシエ時代からのお付き合いで、かれこれ10年近くになります。新境地としての吉花さんは、どのジャンルでもない、吉江料理です!!絶妙な素材の組み合わせ、そして素材に合わせた絶妙な火入れ、とっても飲まさるお皿が目白押しです!!北海道食材にも力を入れており、生産者の顔が見えるシェフの説明も是非聞いて欲しいです。これからさらなる高みを目指した料理が増々楽しみです!!!
大事な人との時間をぜひ【吉花 CHICCA】でお過ごしください。
【吉花 CHICCA】
札幌市中央区南2条東2丁目1-1 エクセレントハウス1階奥
定休日 不定休
おまかせコース料理のみ完全予約制・紹介制
TEL 011-231-2778
ご予約はお電話、Instagram、Facebookで受け付けています。
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2021年で開業16周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。3回目は【FIKA CAFÉ Lagom】さんをご紹介します。
札幌市中央区、狸小路商店街の東側「創成川イースト」にある『フェアフィールド・バイ・マリオット札幌』の一階に【FIKA CAFÉ Lagom】はあります。J.W.マリオットやリッツ・カールトンなど様々なブランドのホテルや宿泊施設を手がける、マリオット・インターナショナルのグループホテルとして運営されており、「自然に」「シンプルであることの美しさ」をホテルコンセプトとしています。
【FIKA CAFÉ Lagom】では、北欧スウェーデンの大切な人との時間をコーヒーやお茶、お菓子とともに楽しむ素敵な文化FIKA〈フィーカ〉のように“ほどよい”時間を過ごせるカフェになっています。
北海道産の原料を使ったこだわりのパンやランチ、トレンドを取り入れたアフタヌーンティーが人気があり、一緒に徳光珈琲監修の「Lagom」オリジナルコーヒーを楽しむことも出来ます。
「味わいはクリアだけれど、フルティーさと酸味が感じられ、香りが良いものをと、贅沢なリクエストし、何パターンかテイスティングした上でグァテマラ、コロンビア、ペルー、ケニア、エチオピア、インドネシアの良質な豆をブレンドしたコーヒーになりました。」「美味しいのはもちろん、豆の仕入れ・焙煎・納品まで一貫している点、そして徳光さんの人柄も徳光珈琲にした決め手です。お客様からも好評で、徳光珈琲なんだ!やっぱり美味しいね!と言っていただけます。」とマネージャの中川さんは教えてくださいました。
【徳光珈琲へメッセージ】
タイミング的に休業や時短営業を余儀なくされ、みんなが大変だったと思います。徳光社長も苦しい時間があったと思いますが、北海道の生産者たちとブランディングを高めるためにお互いこれからも頑張っていきましょう!
【徳光珈琲からメッセージ】
2014年からのお使いいただき、2019年リニューアルオープン時に、新たなブレンドをということで提案させていただき、珈琲店数社の中から引き続きご利用いただくことになりました。マネージャーの中川さんとは7年来のお付き合いとなりました。何度もテイスティングをして、マシーンにフィットしたブレンドをお使いいただいていおります。これからインバウンドも回復してくるでしょうし、新たな魅力発信ができることを期待しております!!
【FIKA CAFÉ Lagom】
〒060-0054 北海道札幌市中央区南4条東1丁目
TEL.011-242-0111
ホームページ:https://www.ffsapporo-fb.com/
徳光珈琲はたくさんの方に支えられ、2021年で開業16周年を迎えます。石狩本店、大通店、円山店、オンラインショップのほか、130を超える飲食店でコーヒー豆を使っていただいています。2回目の今回は【akinagao】さんをご紹介します。
札幌市の繁華街すすきのの裏通りにある『akinagao(アキ ナガオ)』は2010年にオープン。札幌生まれのオーナーシェフ長尾 彰浩(ながお あきひろ)さんが腕をふるうフレンチレストランです。常に北海道の良質な食材を探し求め、フランス料理の枠にとらわれず、北海道でしかakinagaoでしか経験できない“食の時間”を追い求めています。そして、2024年春からは北海道北斗市でワイナリーを開設するなど、常に新しい挑戦をし続けています。
akinagaoではオープン以来、徳光珈琲を使っていただいています。「2012年のオープン当時、まだスペシャルティコーヒーもロースターから直接購入できるのも珍しかった。なおかつ自分たちの店のオーダーメイドのブレンドをしてくれるなんて。料理に使ったりakinagaoの日常に溶け込んでいて、もうなくてはならない存在です。」と話す長尾さん。
「キレイな味のコーヒーがいいとリクエストはしたものの、実際にaki nagaoの料理を食べてもらってブレンドを作ってもらった。クオリティを保つために定期的に店に来てもらって淹れ方の勉強会したりね。お客様も徳光珈琲って知ったら『やっぱりね!』『おいしもん!』って言ってくださる。」
徳光珈琲を使い続けている理由をお伺いしたところ、「常にいい素材を使うのは当たり前。だからうちは徳光珈琲を使う。こまめに発注できるのもいいよね。フレッシュなものを使えるから。配達に来てくれる時に徳光さんに会って話せるのも楽しみにしてる。」と話してくれました。
【徳光珈琲へメッセージ】
「僕の経験上なんだけれど、美味しいもの作れる人は絶対にいいひと!美味しいもの辿ったら絶対にいい人に辿り着く!いい人はいいものをつくる!常に繋がっているんだよね。徳光さんもそう。僕大好きなんだよね(笑)。これからも変わらず美味しい珈琲を届けてください!」
【徳光珈琲からメッセージ】
『まるでブルゴーニュのように薄旨い味わいに!! 』
これが長尾シェフからのリクエストでした。 料理の繊細さと通じるところを求めて、寄り添う珈琲をブレンドさせてもらいました。 素材の吟味、温度帯が変わる時の香味の変化、余韻の長さなど、何度か擦り合わせをさせていただき、現在も少しづつ動かしてブレンドを構築しています。 抽出器具にもこだわり、もちろんグラインダーも導入して、挽きたてで抽出してもらっています。 オリジナルブレンドは旨味の複雑性が柔らかい味わいでもデセールの後のフィニッシュとして喜ばれています。 様々な分野にチャレンジし続けるシェフの姿勢は沢山のスタッフの信頼関係をより強固なものにしているのではないかと思っています。 いつも立ち話しですが、そのひと時も楽しませてもらっています!! ワインも楽しみですね。これからもよろしくお願いします!!!
是非akinagaoと徳光珈琲を味わいに足を運んでみてください!
【akinagao】
〒060-0063 札幌市中央区南3西3ー3 G-DINING 1F
ホームページ:http://www.aki-nagao.com/