昨年も使いました中米のニカラグアにあるラ・フローレンシアのナチュラル精製タイプが発売開始。
通常のナチュラル精製は、フリーウォッシュ精製からはずれたものが使わ
れるケースが多く、乾燥ムラによるピッキングも行わないことが多い中、
スペシャルティコーヒーとしてのナチュラル精製は、徹底した管理の下、
完熟した高品質なチェリーを果肉がついたそのままの状態で乾燥させ、
丁寧に処理が施されたものになっていることから、非常にクリーンで
フルーティな華やかな香味が特徴です。
写真を見ていただけると一目で素晴らしく完熟したチェリーだけが木枠の
乾燥パティオの中にあることがわかります。素晴らしい!!!
ラスセゴビア地域の生産者は一般的に小規模で自前で全ての過程をこなす
ことができないので、各生産者が持ち寄るステーションがフローレンシア
になります。
他にもステーションはありますが、ここは小規模な精製所(マイクロミル)
で、責任者のブランカさんが中心となって、“優れたカップを生みだしかつ
信頼できる人間性を有した生産者”とのつきあいを大切にして、生産の指導
も行い、高品質な珈琲に対しては買い取り価格を高くしていくことで、必然
的に生産者達との信頼関係を築き、良質な豆が集まるようになっています。
品質管理もしっかり行われており、担当者は日々焙煎、カッピングを行い
商品の評価を行う徹底ぶりです。
フローレンシアミルは設立して4年の新興ミルですが、珈琲先進国コスタ
リカで培った生産技術・管理手法を導入することで従来にない品質のニカ
ラグアコーヒーを実現しています。
エチオピア・イルガチェフェのナチュラルとの非常に贅沢な飲み比べが
おすすめです!!
ラ・フローレンシア
生産者:ラス・セゴビア地域の農家数軒(クロップにより変わる)
標高:約1200~1,400m
品種:カトゥーラ、ブルボン
収穫・精製:各農家にて完熟チェリーを選抜、そのまま天日乾燥。
フローレンシアミルに運び水分値などを安定化。
ドライミル工程:
脱穀、スクリーン選別、比重選別、ハンドピック、グレインバッグ