本物の珈琲を届ける - TOKUMITSU COFFEE

Vol.17 徳光珈琲が楽しめるお店【SABOT】2022.09.30

 

開店18時、<SABOT(サボ)>の扉の向こうでは、すでにお客さんの声が行き交っていた。円山公園駅から徒歩5分程歩いたところにある、イタリア料理店だ。

 

 

 

 

1998年から夫婦で営む店には常連のお客さんも多く、四季折々の食材を使ったシンプルな味付けで愛されている。

 

桃と茄子、穴子と梨、帆立ととうもろこしなど、メニューを眺めているだけで、季節を感じる料理が目に浮かぶ。
一見、斬新とも思える組み合わせも、口の中へ運べばおどろきと納得。身体が弾むほど、美味しいのだ。

 

 

穴子のグリルと和梨のサラダ。香ばしい穴子の焼き目に、ほんのり山わさびが香る。

 

 

徳光珈琲の豆を取り扱い始めたのは、約10年前のこと。徳光オーナーが小池シェフへ渡したサンプルを使ってもらったことがきっかけとなった。
店では、エスプレッソとブレンドコーヒーを提供している。

 

小池:徳光珈琲の豆は安定感があって、開店当初から使ってるイタリア製のコーヒーマシンとの相性も良かったんです。

 

 

開店当初から使用しているイタリア製のコーヒーマシン

 

 

ー 相性が良いコーヒーというのは、どんなものですか?

 

小池:エスプレッソをマシンで落とした時に、液体を包む表面の細かい泡(クレマ)の状態が良いかどうかを見るようにしています。ブレンドコーヒーについては、徳光くんから「これ使ってみたらどうですか」ってマシンに合う豆を選んでくれて、淹れたら美味しかった。味のばらつきがなく、安定して作ってくれる徳光珈琲の豆は安心感がありますよね。選んで良かったです。

 

 

さらにドリンクのほか、徳光珈琲の豆を使った自家製ジェラートやアフォガードのドルチェもおすすめ。<さくらんぼのトルタとエスプレッソのジェラート>は、トルタのしっとりとした食感と濃厚ジェラートのまろやかな味わいがマッチして、口の中で上品に溶けていく。

 

 

さくらんぼのトルタとエスプレッソのジェラート

 

 

SABOTのメニューはとにかく、メニューが豊富。その一つ一つに、小池シェフならではのこだわりが感じられる。料理のインスピレーションはどこからくるのだろう。

 

小池:開店当初はメニューが少なくて、フレンチや中華のシェフと料理の話をするようになってから、徐々に自分でも新しいメニューを考案するようになりましたね。あとは、本を読み漁って気になる店を見つけたら食べに行って、自分で試してみての繰り返し。

 

ー 色んなジャンルの料理からアイディアが生まれていたんですね。

 

小池:そうそう。イタリア料理を食べるより、和食を食べに行ったりとか。その方が、イタリア料理だったらどうしよう?って発想が豊かになるんです。そうした発想から生まれる料理の数々が、「食べたいものを好きなように食べる」自由なSABOTのスタイルにも繋がっているような気がします。

 

 

写真左:帆立ととうもろこしのフリット  右:桃と水なす、モッツァレラのサラダ

 

 

変わらない味を求めて来てくれる常連さんもいれば、刺激を求めて来てくださるお客さんもいる。

双方の気持ちに応えたいという小池シェフの想いが、豊富なメニューの数々にも表れていた。

 

小池シェフの探究心を、SABOTのひと皿から感じてみてください。

 

 

 

 

【徳光珈琲からのメッセージ】
 
SABOTの小池ご夫妻とも10年来のお付き合いになります。
きっかけはサグラ(現在は余市に移転)の村井シェフからエスプレッソマシーンの調子が悪いのでとご紹介いただいたのがきっかけになります。
北海道ではなかなか取り扱いのない歴史のあるマシンで、シェフの思い入れが詰まっていましたので、修理業者を探してメンテナンスしてもらいました。
 
シェフの料理は何といっても素材の組み合わせの妙が驚きと感動を与えてくれて、そのイズムも一緒に働いていた元の店舗でやっているsacaeの佐藤シェフなどにしっかり引き継がれています!!
奥様のサービスもとっても素敵で、ワインもすすんでしまいますね。
 
小池シェフからフレンチのラ・サンテの高橋シェフをご紹介いただき、以来珈琲の取り扱いをいただいていいたりと、繋がりがやはり大切だなと実感します。
マイペースでこれからも美味しい料理とワインをよろしくお願いします!!
 
 

〈店舗情報〉

SABOT

札幌市中央区南5条西24丁目1-1キネブチビル1F

TEL: 011-796-6632

※ご来店時は予めお電話をお願いいたします。

【秋色ブレンド】10月1日から発売開始2022.09.30


 

円山店の13周年記念にご来店いただいた皆さま、ありがとうございました。
アニバーサリーブレンドや豆増量キャンペーンはお楽しみ頂けましたでしょうか。

 

さて、10月1日からは〈秋色ブレンド〉が発売!
秋へのうつろいを感じるひとときに、ほっと一息お楽しみください。
みなさまのご来店お待ちしております。

 
徳光珈琲全店、オンラインショップにてご購入頂けます。
【商品詳細はこちら】

【円山店限定】13周年記念キャンペーンを実施!2022.09.14

 

円山店は9月15日に13周年目を迎えます。
ご来店いただいた皆さま一人一人の支えがあったからこそ、また一つ年を重ねることができました。
いつも徳光珈琲をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

感謝の気持ちを込めて、円山店ではアニバーサリーブレンドを販売いたします。
ハイローストで仕上げた豆は、なめらかな口当たりと、ワイニーな味わい。
記念すべき日に、贅沢なブレンドを皆さまと共有できたらうれしく思います。

 

 

さらに、珈琲豆をご購入の方には、20%増量キャンペーンを実施!
※増量の対象店舗は円山店のみ。アニバーサリーブレンドは対象外となります。

 

記念すべきこの機会をお見逃しなく。皆さまのご来店をお待ちしております。

珈琲教室は10月から再開予定です!!2022.08.29

北海道マラソンではスタート・ゴール地点が大通店の目の前(写真中央のビルの2階)なので、たくさんの方々が行きかっておられました。
青森から参加された方が、いつも珈琲豆をオンラインストアで買っていて、一緒に走った友人とぜひ本店へということで、ご来店いただきました。嬉しいですね!!

 

 

いよいよ北海道は秋へ突入です。
珈琲教室は人数制限しながら再開を10月からとさせていただきます。
お申し込みはこちらから

 

〈さっぽろコーヒー牛乳〉限定販売のお知らせ2022.08.05

 

徳光珈琲大通店にて〈さっぽろコーヒー牛乳〉が販売開始!

 

8月3日から開始した本企画には、市内の複数店舗が参加し、それぞれの店で北海道牛乳を使用したオリジナルのコーヒー牛乳がお楽しみいただけます。

 

徳光珈琲では、エスプレッソと珈琲の果実を乾燥させた「カスカラ」のシロップを北海道牛乳に加え、〈アイスカスカラテ〉としてご提供。なくなり次第終了となります。

 

皆さまのご来店お待ちしております☕️

 

【さっぽろコーヒー牛乳について】
札幌の文化でもある深煎り珈琲と、酪農王国北海道では欠かせない存在の牛乳を生かし、札幌市内のカフェ店舗で個性あふれるオリジナルコーヒー牛乳をお楽しみ頂ける企画です。

 

▼特設ホームページ
https://coffee-milk.sapporo-morning.jp/

 

Vol.16 徳光珈琲が楽しめるお店【中国料理 月下翁】2022.08.05

 

 

札幌で2017年から続く〈中国料理 月下翁〉。店主の髙橋シェフが振る舞う料理に、思わず目を丸くした。

 

味わうたび、いままで抱いていた中国料理へのイメージに新しい彩りが加わる。

 

 

 

 

今回の取材に際してまず気になったのが、中国料理と珈琲というちょっと意外な組み合わせ。

 

月下翁では、開店当初から徳光珈琲のブレンドを使用している。髙橋シェフ曰く、珈琲があるとほっとするんだとか。

徳光オーナーが店の料理に合わせて仕上げたというオリジナルブレンドは、濃すぎず軽すぎず、バランス良くまとまっている。

 

料理の最後にふさわしい香味をイメージして、珈琲としてだけでなく、エスプレッソとしても楽しめるよう、こっくりとした味わいにしたそう。

 

 

 

 

そんな徳光珈琲のお供には、手づくりの杏仁豆腐を。

 

杏仁豆腐のまろやかな風味と珈琲が絡み合い、月下翁で過ごした時間が美しく締まる。

 

 

 

 

そもそも中国料理というと、一皿ずつの量が多いイメージ。

何人かで料理を囲んで取り分けながら、色んな料理を楽しみたくなる。

 

しかし、ここ月下翁では、一人で食事をするお客さんも多いのだとか。

一人でも存分に楽しめるわけは、どの料理もちょうど良い量で、やさしい味にある。

 

料理へのこだわりを髙橋シェフにうかがうと、中国古来の「食養生(=体質や健康状態に合わせて食事をとる)」という考え方を取り入れ、季節に合わせた味付けを心がけているのだという。

 

髙橋:うちの料理って、いい意味で色がないんです。尖った味付けはしないし、派手な飾りもしない。メインとなる素材の良さを生かすために、必要な食材だけを加えるようにしてます。

 

あと、中国料理において最も重要なのは、火の入れ方。中国料理というと、強火で調理するイメージもあると思うんですが、僕はそこまで強火にしない。例えば、野菜においては、芯までちゃんと火を入れつつも、本来の食感を残しながら素材の良さが消えないように意識していますね。

 

 

髙橋シェフの素材の向き合い方から生まれる作品は、やさしさもありながら、大衆の中華料理のイメージを覆すような、洗練された料理だった。

 

 

 

いつしか北海道の中国料理が注目されることを夢見て腕を振るう姿は、今こそ目に焼きつけておきたい。

 

札幌ではまだ珍しいと言われる月下翁のスタイルが、今後どのような盛り上がりをみせるのか楽しみである。

 

 

 

 

そして、食事をしながらふと思ったことがある。

不思議と、一人で過ごしている感じがしないのはなぜだろう。

 

それは、メニューの相談にも気軽に応じてくれる、店の柔らかい接客なのか。

はたまた、月下翁に集まるお客さんの雰囲気がそうさせるのか。

 

店名の由来ともなる、中国の縁結びの神様「月下老人」が

今宵も中国料理で人々の身も心もあたため、縁を紡いでいるようだ。

 

 

【徳光珈琲からのメッセージ】

現在のお店の前にシェフとして腕をふるっていたyinzu時代からのお付き合いになります。

無化調でここまで!!という味わいは素材の旨味を最大限に引き出す技術の賜物ではないでしょうか。

中華と珈琲の組み合わせはなかなかないですが、求める方向が近いので、やはり寄り添う珈琲をブレンドさせていただきました。

 

今のお店はオープンキッチンなので、髙橋シェフとの会話も楽しみながら、暑さに負けず無駄のない動きで鍋を振るっている姿は見ていて飽きないですね。

これからもよろしくお願いします!!

 

 

〈店舗情報〉

中国料理 月下翁

北海道札幌市中央区南3条西3丁目 Gダイニング札幌 地下1階

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【8月の珈琲教室】新型コロナウイルス感染拡大に伴う中止のおしらせ2022.07.25

いつも徳光珈琲をご利用いただきありがとうございます。

 

来月8月の珈琲教室ですが、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受けて、中止といたします。

教室への参加をご検討されていた皆様には誠に申し訳ございませんが、開催日が決まり次第、改めてご案内させていただきます。

 

何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

Vol.15 徳光珈琲が楽しめるお店【Quenelle】2022.06.27

「うす紙を1枚1枚重ねるような日々を送れたら幸せです。」

 

淡々と過ぎゆく日々の中で、丁寧な料理を変わらずつくり続ける屋木夫妻。

その謙虚な姿勢は、食材の持ち味を生かした料理にも表れている。

 

 

夫婦で営むフランス食堂〈Quenelle(クネル)〉は、狸小路のアーケードを抜けた先にある。

 

店に入ると、ヨーロッパのレトロな灯を思わせるあたたかい照明が人々と料理を照らす。

料理をお目当てに訪れる人々も穏やかな雰囲気だ。

 

 

屋木夫妻はそれぞれ、東京とフランスのレストランで料理に携わり、多様な価値観に触れる中で「自分たちもお客様が元気になるようなお料理を提供できたら」と2008年に〈クネル〉をオープン。ここでも徳光珈琲の豆が使われている。

 

きっかけは開店して間もなく、徳光オーナーが来店した際にサンプルで渡した珈琲豆だった。奇遇にも、屋木さんの修行先で扱っていた珈琲豆は、かつてオーナーが修行していた堀口珈琲の豆だったのだ。

そんな出会いもあり、当初から徳光珈琲の豆を使用。特にエスプレッソが好みなんだとか。

 

屋木(奥さま):エスプレッソで使用している豆は、酸と苦味、濃さが絶妙なバランスで、食後には自家製のビターなキャラメルアイスとの相性も良いんです。

 

徳光珈琲の豆を使用したエスプレッソ

 

 

徳光オーナーについて印象を伺うと、思わず頷いてしまった。

 

屋木:不眠不休の方。笑 お休みは元旦くらいでしょうか…。

季節に応じて、様々な国から状態の異なる豆が届く中、同じ味わいに仕上げられるところがプロの職人だと思います。料理人にも通ずるものがありますね。

 

たしかに、オーナーがいつ休んでいるのだろうと気になるのもわかる。そして、徳光珈琲がつくり続ける焙煎豆と〈クネル〉の料理には何か共通するものがあるのでは、と思えてきた。

 

 

店名の〈クネル〉は、フランス南東部の伝統料理のことで、ドイツの「クネーデル」という団子料理に由来しているそうだ。

 

フランスでは、白身魚のすり身にエビの濃厚なソースをかけて食べる。

すり身自体の味わいは、はんぺんにも似ているが、本場のクネルはもう少しボリュームがあるらしい。

 

それをさらにアレンジして、オムレツのようにふわっと軽い仕上がりにしているのが屋木流だ。

初めて食べたが、本場の味を確かめてみたくなるほど美味しい。

 

フランス南東部の伝統料理「クネル」

 

 

クネルを口に含んだとき、しっくりきた。

食材の持つ個性を理解せずには生まれないシンプルさがある。

それは、バランスのとれた焙煎豆をつくり続ける徳光珈琲にも言えることかもしれない。

 

「日々、変わらずに継続していけたら」と話していた屋木夫妻の謙虚さは、

クネルさながらの主張しすぎない柔らかな味わいに表れてるようだった。

 

本執筆にあたり、「飾らず、ありのままを書いてください」と言って下さった屋木さんには誇張しすぎと思われても仕方がない。それほど、身も心も満たされるものだったのだから。

 

〈クネル〉が重ねるうす紙の端に、寄せ書きをさせてもらったような心地だ。

 

 

 

【徳光珈琲からのメッセージ】

 

変わらぬ仕事が美味しさを生む。

東京三田にあるコートドール。シェフの斎須さんの片腕として研鑽を重ね、奥様とおふたりで切り盛りされているとっても癒されるお店です。

 

札幌にもあるコートドールには年一回、斎須シェフがいらっしゃっていたので、その度に伺っていました。

屋木シェフはいつも裏方で臨時スタッフとしていらっしゃっていましたね。

 

三田のお店に伺った時には、ピッカッピカに磨かれた厨房の中に入れさせてもらい、

キビキビ仕事をしているスタッフを見て感動したものです。

 

クネルさんもいつもピカピカですね。 丁寧な仕事が垣間見えます。

定番の赤ピーマンのムースは是非食べていただきたいです!

 

私にとって美味しい料理とワインが一番の休養です。

 

 

〈店舗情報〉

Quenelle

北海道札幌市中央区 南2条西8丁目

電話予約:011-876-8778

【7月1日(金)発売】暑さを和らげるアイスコーヒーを夏色ブレンドで2022.06.21

 

父の日ブレンドも沢山の方々にお楽しみいただき、ありがとうございました。

次回の季節ブレンドは、夏色ブレンド。

 

フルフレンチローストで仕上げた夏色ブレンドはアイスコーヒーにぴったり。

期間中、店内でアイスコーヒーをご注文いただいた方には

夏色ブレンドを使った一杯をご提供させていただきます。

 

深煎りの旨味をしっかり引き出し

コクが深い味わいと余韻の甘みが感じられるブレンドです。

夏の風物詩〈フローズンカフェラテ〉が発売開始2022.06.20

徳光珈琲の夏の風物詩といえば〈フローズンカフェラテ〉

 

フローズンカフェラテ 700円(税込)

 

つるんっとした珈琲ゼリーの上に、シャリシャリとした食感の珈琲シャーベットを重ねて

ひんやり染みわたる至福の一杯に仕上がりました。

お好みでミルクを注ぐと、シェイクとしてもお楽しみいただけます。

 

バニラジェラートトッピング 770円(税込)

 

さらに、バニラジェラートのトッピングもおすすめ。

一杯でいろんな食感が楽しめるフローズンカフェラテ、ぜひお試しください。

本ドリンクは、大通店と円山店で数量限定で無くなり次第終了となりますのでご了承下さいませ。

 

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